Outodoor Research フェロッシーパンツは素晴らしく良い

http://d.hatena.ne.jp/dekorin/20150824#p2 で買ったと書いたけど、使ってきて結局これがベストという結論。手持ちの他のパンツと比較。

  • OR Ferrosi Pant
    • 薄い軽い良く伸びると三拍子揃った良いパンツ。冬は単品だと寒いがタイツでどうにでも調整できる。太腿のポケットが使いにくい。
  • TetonBros Rock Springs Pant
    • Ferrosiほどではないが薄く軽く伸びる。大体これでも問題ないが、夏はFerrosiほどの通気性がなく、タイツなしで汗をかくと汗の排出が良くないように感じる。入手性が悪いし廃番になったのでそもそもこれを比較にする人がいないだろうところが欠点。縫い糸の色がアクセントで普段使いにはちょっと目立つ。
  • Patagonia Rock Craft Pant
    • 薄く軽いがそんなに伸びない。つるっとした感じの生地で、汗をかくと少し張り付く感じがする。これも悪くないと思ったが、最近のパンツに比べると伸縮性は劣る。山ウェアっぽさがなく普段使いしやすいところが良い。
  • Karrimor PS Pant
    • PSがPolartecのPower StretchではなくPower Shieldで防風性のある中厚手のため夏向けではないが、伸縮性が高くて丈夫。Power Shieldは現行の旧Pro相当(フィルム入り)ではなく通気性もあるので蒸れない。裏地がざらざらした感触だが、汗をかいても張り付きにくい。
  • モンベル マウンテンパンツ
    • 厚手の冬用パンツ。見た目に似合わず良く伸びるので季節を選べば快適。重いのと手持ちの中で最も季節を選ぶ点でタイツで調整する薄手パンツの方が重宝する、普段使いしやすいシンプルさ。
  • モンベル ストレッチカーゴパンツ
    • 軽くて丈夫だが名前に反してストレッチ性は低い。膝の曲げ伸ばしでやや伸びるが、全方向ストレッチではないので今どきのパンツに比べると足さばきで劣る。ウエストの調整ができるのとサイズが多いのと入手性の良さは素晴らしいが、今となってはわざわざ選ばないかな。

というわけでフェロッシーは次も買うと思う。枝に引っかけ岩で擦れどこに行くにも履いていくが、部分的に毛羽立ってくるものの穴などは開かない。ただし縫い糸はそこまで強くないので、頻繁に擦れる部分はほつれてくる。大体は二重になっているので即問題にはならない。
撥水性はかなり落ちていると思うが、そこはどんなパンツでも撥水性バリバリなのは洗濯するまでの初回くらいなので気にならない。薄手なので濡れてもすぐに乾く。通気性と汗の排出の良さもあって、快適と感じる領域が広い、
サポートについては修理はA&Fで受け付けていて、1か所当たり200円程度で直してくれるので、思ったよりも良かった。A&FはORの全製品仕入れてくれないし取扱店少ないしであまり好きではなかったのだけど。予備をストックしているが、修理したのでまだまだ使う予定。

榊原ゆい Valentine★LOVE×Live2018 昼夜

今年もバレンタインライブがあったので行ってきた。チケ取りを頑張ったので1桁番台という良番、そしてこういう時にマニアック曲で盛り上がれるのは幸運。DOORSで200くらいだったのかな、かなり少なめな印象。昼夜そんなに変わらなかったのでまとめて。
事前にドリパ曲をやるのとラブトラ所属の人も出るというのは告知されていたが、本人は定番曲を一切歌わないということで妙に高まってしまった。とはいえマニアックな曲といったところで僕が聞きたいのは大体おかしいのでやらないのだろうけど。まずはDream a do!go!からというドリパっぽい登場。その後は所属アーティストの出番。
1番手は立花梨緒、12月にラブトラ所属になったばかり。僕の中では小悪魔Lipsの人というイメージで。歌はそんなにうまくないの分かってて、でも曲は好きなんだよね。かなりノリノリで腕振って声出して盛り上げたと思う。「わんすあげいん!」のところ叫びたかっただけとも。カバーは歌唱力が残念ながら出てしまうな。
2番手はMANA、1月に入ったばかりという新人。林達志とバンド組んで活動するということで、歌唱力は一番高かった。曲もファンタズムっぽいかというとそんなことはないと思うけどなかなか良かった。
3番手が声優の二人、藤崎紗矢香と清水美雪。「ハートでPIタッチ!」というゲームの曲を二人で踊りながら歌ったが、歌唱力も踊りも残念。ぴたっちじゃなくてパイタッチに読めそうね、全然関係ないけど。振付け頑張った話は面白かった。
ドリパ曲はやっと聞けたっていうのでとにかくうれしかった。好きな曲は結構あるので。「◎」とか「one is lonely」とかそこまで好きではないけどハブられると残念だな。「Happy day」が一番聞きたくて、昼夜ともに聞けたのはうれしかったのだけど、口笛みんな入れなくて残念。ラスサビの口笛入れてナンボって曲だと思うのだけど。そもそも知らない人が半数以上いた気がしてならない。「Summer Angel」はやるのに「ボクノセカイ」やらない理由も分からないな。「ボクノセカイ」はドリパ曲のカップリング収録だったよね、Summer Angelは曲が先で後からゲームに採用されたのだろうか。数曲だし、やるからには全曲やってほしかった。こうなると権利的に無理だったのかなと思う。
マニアックな枠としては「Shiny」は最近配信開始されたとのことで歌ったが、制作中は「光に向かって」という曲名で結構前に録音したきり表に出なかったので、「Shiny」という曲名出リクエストもらってもわからなかったとのこと。あるあるな話だった。「Step Forward」はマニアックライブでリクエスト入れて通らなかった曲なので嬉しい。ノリも良いし聞いてて楽しい。バトンも入れてほしかったな。ドリパステージでの話も面白かった。「NON STOP SIGNAL」も通らなかったリクエスト曲なので、名古屋に行けなかった悔しさがようやく報われた。「Happy Phonogram」もあかべえライブでもスルーされつづけた曲なのでようやく聞けた。どう考えても「コンフォート」より良い曲なのに。
終わった後は昼はチョコのお渡し&見送り、夜は物販でハイタッチだった。昼は珍しく僕もプレゼント持ってたのでチョコ渡して、夜は曲良かったのでまたやってくださいという話を。リクエストしても通らないのは権利的に…という話を聞いてしまったので、これは望み薄なのかなぁ。せめてCD化されてない奴はどうにか音源化して欲しい。一度も歌ってないのは減ってきたので、長らく歌ってないのをまたやってほしいかな。とりあえずまたこういうのもあるといいなという良いライブだった。

Salomon KAIPO MID CS WP

サロモンのウインターブーツ、雪山ハイキングと都内で雪降った日とか寒い日用にどうだろうと思って買ってしまった。さかいやのセール品見ていて買おうかなと思ったのだけど、ちょうどよいサイズがなくて、探してたらAmazon.comに行きついてしまった。日本で売ってたKAIPO Mid Gore-texと違って、Climashieldという防水素材に保温材という仕様で-25度対応という過度の保温性を備えている模様。見た目は変わらないのに。値段も安かったけど送料入れたら2万近くになってしまったので、割と本末転倒ではないかと思った、馬鹿じゃないのか。
Gore-texでないからか、多分原因はそこではないと思うがものすごく蒸れる。ほとんどの部分が合皮よりももう少しビニルっぽい素材でできていて、通気性も透湿性も何のそのといった具合。これだと防水膜なんてなくても防水性確保できているんじゃないかと思うんだけど、そのせいかパテントの高いGore-texではなく自社の防水膜になったのでは。加えて保温材はいっているのだから蒸れるのは当然だろう。汗かかないくらいで雪にずっと足を突っ込んでいても寒くないというような状況を想定しているのではないか。ゴム長靴よりは蒸れないし暖かいので許容するのが妥当だろう。すごく良い長靴くらいのイメージだと多分幸せになれる。
靴底はかなり柔らかい素材なので歩くのは非常に楽。アスファルトから雪の上まで問題なく快適に歩けるし、登山でも問題なく使える。マンホールやタイルで滑るので氷の上は多分苦手だし、山だと木道や岩場は滑ると思われる。氷の上ではチェーンアイゼンを付けるとちょうどよい。スノーシューハイクの時や雪山ハイキングでは活躍すると思う、というか積極的に使っていきたい。
サイズはとにかく細いので、ゆったり履きたいわけでなくても2サイズ上げくらいが妥当。最低でも1サイズは上げないと日本人の足型では窮屈に感じると思う。インソールは薄目なので、保温性をより求めるなら冬用のものに交換すると良さそう。最後に軽いのは正義。
長靴よりは快適だし、雪の降る地域や雪山ハイキングするとかであれば安く見かけたときに買っておくといいかなと思う。

一脚を買った

ちょっとしたところで一脚があると便利だなと思ってはいて、Benroのカーボンは1本だけ外して一脚として使えたりはするのだが、センターポールと接続して使う必要があり、短くならないか2本で持ち歩くしかないのが不便。そもそもカーボン30mmの太さや強度が必要とも思えないし。というわけで何かしら買おうと思って店で見ていたところ、ベルボンのウルトラスティックシリーズが良さそうだった。ラインアップを見て、縮長が300mm程度であれば何でもいいかなと。
30-27-24-21-18-15-12-9のパイプ系と段数の組み合わせで構成されているらしく、SUPER8ではこの8本全てを使って260mmから1550mmまでを実現している。他のモデルは最大径の大きい順にR=30,V=27,L=24,M=21で次の数字が段数になっているので、R60であれば30-15、V60であれば27-12の組み合わせになる。300g前後で300mm程度の長さでとなるとどれでもいいと言えばいいのだが、ハクバモデルのM50が3500円程度と安くていいかなと思っていた。しかし、ソフマップリユース総合館に立ち寄ったところ、V60が2500円で売られていた。M50は200gと軽い代わりに最大長が1300mm台でアイレベルに到底達しないのがネックだったので、300gに増えるものの強度も1ランク高く、長さも出るV60でいいやと即決。良い買い物だった。雲台は手持ちの使いまわせばいいけど、自由雲台くらいあったほうが便利かな。

スカルパ クリスタロGTX

2014あたりの旧モデルで現行は2016にリニューアルされてたはず。現行モデルよりもターンインが深い、岩稜向けソールのビブラムムラツを採用しているといったところが違い。剛性とかアッパーの耐久性はパッと見そんなに変わらない感じ。半額だったので買ってきて普段は履かないけど何度かは使ったので簡単にレビュー。あまり使ってる人の話を聞かない靴だしね。

  • 良い
    • 底が硬く地面の凸凹が足裏に伝わらない、断熱材はないが1枚地にしては保温性は高め。
  • 悪い
    • ハイキングシューズに比べると重い、底が硬い、クッションがない、滑る、暑くて蒸れる。

重い靴ではないけど、普段使いのモンベルラップランドに比べると倍くらいでかなり重い。軽い荷物で歩くと靴の重さだけが目立つ感じなので、重い荷物で足の裏に負担がかかるような時でないと向かない。低山歩きに使ったらいつもより疲れた。高山や岩場歩きが続くところ、特に10kg以上の荷物を背負う場合では足の裏の痛みは少し少ないかな。衝撃は伝わるので結構痛くなるけど、尖った岩を踏んでそこだけ痛くなるような感じにはならない。痛くなり方が違うというか硬い部分は痛くなるけどアーチ部分とか嫌なところは痛くなりにくい。防水性は十分、ただし蒸れる。保温性も高いが、それがメリットになるようなエリアではほぼ履いていない。ずっと雪の中を歩いたらラップランドではさすがに寒かったので、そういう場合くらいかな。靴底は普段使いのトレールグリッパーに比べてかなり滑りやすい。平らな岩、木道では滑りまくる。歩いていると靴の中で踵が浮きやすいのが気になるところ。踵のホールドの形状が悪いのかな。底が硬いのが一番の理由だと思うけど。
底が硬いので、アイゼン試したところ問題なさそうだった。真冬に高山行くつもりはないけど、残雪期の雪山くらいはこれで十分歩けそう。スノーシューハイクは全く問題なかったしね。保温性もこういう場面であればメリットになりうる。
一定以上の荷物を背負って、岩稜を歩くような場面、良し悪しが表裏一体で、低山ではデメリットの方が目立ってしまう靴なので、デメリットを上回る場所でないと使いにくい。真面目な登山靴というか昔ながらの登山靴やマウンテンブーツにカテゴライズされるものは大体このあたりになると思うので、この手の靴に慣れている人にとっては何をいまさらと言われそうだけど。ソールが滑りやすいのだけは何のメリットもないのでどうにかしてほしいところ。耐久性重視で硬いから滑りやすいのかと思ったら、蹴孔ヘリが早いというのも見てしまって、なんだかなぁって気分。だから新モデルではソールが変わったのか?

Philips SHB5950/BK


PhilipsのBTイヤホン。一応マイクもついててヘッドセットとして使えるらしい。シリコーンコーティングのネックバンドの触感はかなり良好。弾力も強すぎず弱すぎず。イヤホンケーブルの長さを調整できないのが欠点といえば欠点ではあるが、調整できないのはほかにもいっぱいあるし。ネックバンド側のタッチノイズはほぼ感じられないが、ケーブル部分のタッチノイズはある。長さ的に襟と擦れることは少ない。
イヤーチップはいつものPhilipsサイズで、遮音性はそれなりだが、周りの音が全く聞こえないということはなく、再生していなければ付けたままでも会話はできるくらい。再生中は周りの音はかなり聞こえにくくなる。音漏れは耳に装着している限りは少ない。効率がいいのか音量を上げなくてもよく聞こえ、音量を上げれば細かい音も聞き取れるようになる。すごく音がよいという風でもないが、低音もそれなりに出ていて高音はキラキラしずぎてちょい刺さるものの出ている。密閉型なので広がりはさすがに少ない。解像は思った以上に良い、SHE9700は当然ながらBT版のTX2にも負けていないのではないか。Fidelio S2あたりにはさすがに負けていると思うが。
バッテリーは7時間程度と普通。本当に朝から晩まで使うとなるとぎりぎり持たないかな、通常使用の意味での1日なら持ち歩ける。BTの感度もちょっと前のこの手のに比べると悪くはない。尻ポケットやカバンに入れて再生しても音は途切れないくらい。マルチペアリング対応ではなさそうなのが欠点。機器を変えると毎回ペアリングしなおさないと接続できない模様。あとSBCのみ対応なので、音楽を聞いてる分には問題ないが、ゲームや動画だと明らかな遅延を感じる。
出始めの12000円あたりに比べると現在は9000円程度まで落ちているが、買ったのは4000円くらいだったのでこうなると不満はすべて気にならないレベル。予備も買ったので使い倒すつもり。

BTイヤホンを求めて

前にSONYMDR-AS600BTを買って使っていたが、落としてしまい、わざわざ買いなおすほどの性能でもなく長らく使わないままだった。合間にBTヘッドホンというかカテゴリとしてはモバイルの扱いで型番的にもヘッドセットになっているようだが、SBH-60を買ったもののヘッドホンではイヤホンと可搬性の違いがあり持ち歩くことはほとんどなかった。SBH-60もSONYのBTヘッドホン製品らしく、バッテリの持ちが良いのが素晴らしかったし音も大きさなりではあるが特段悪くもなかった。さて、改めてBTイヤホンを買おうと思ったのは、SONYの広告でネックバンド方式のが3種類出るぞ&1つは安いぞというのを見たから。安いのはやはりバッテリの持ちが良く、ネックバンド型は形状的にバッテリを収めるスペースがある分マシとはいえBTイヤホンの共通の欠点であるバッテリの弱さを解決しているので興味を惹かれた。
色々と見て回ったし、ざっくり感想。

    • そもそもお値段が35000円というところで絶対に買おうとは思えないのだが、見た目の質は非常に良かった。音はまあこんなものかなと。ネックバンドがきらびやかででかくて重い。収納性悪いしこれは求めているの違うなと思ってしまった。
  • SONY WI-H700

    • ネックバンドの質感、音、バランスともに非常に良好。これが1万円くらいであれば悩んで結局買ってしまうオチが見えたところだが、残念ながら2万円オーバー。持ち歩いてひっかける可能性があるものに2万は通常のイヤホンもだけど怖い。もう少しどこか削ってくれて12000円くらいにならないものか。
  • SONY WI-C400

    • これが目当ての安いやつ、安い以上に安っぽいからか、ソニーショールームに置いていなかった。あまりにプラスチッキーでショールームに置いてはいけないと思うのも当然。音も軽く、ネックバンドの質感が致命的で、聞いてみたが買う気は消えてなくなった。ここまで安っぽくすることまではなかっただろうに。参考価格は7000円だが、3000円台でも悩んで買わないかも。
  • SONY MDR-XB70BT

    • 並んでいるところで見かけた一応旧モデルなのかな。製品ラインとしてはXBシリーズなので別枠かね。ネックバンドがふにゃふにゃだけど幅があってしっかりした質感のシリコーンで好ましくはないが安っぽすぎもしないといったところ。収納性は良いかも。音はXBシリーズらしく低音がズンドコしすぎて頭が痛くなりそう。7000円台でC400買うよりは我慢してこれ買おうかなとも思ったけど、あまりに聞き疲れしそうだししばらくは在庫ありそうなので保留した。

結局買わなくて、あとで通販で安くなっていた、PhilipsのSHB5950を買った。SHE4205の出来がつい買ってしまったとはいえあまりにもゴミだったのでPhilipsはしばらくいいかなと思ってたのだが、Philips好きとしては触らずにはいられなかった。5950の実際に触ってみた感触は非常に良好だった。9000円とかでは買わないだろうし、TX2BTと迷うところではあったけど。