これまで買ったマウスたち

  • Microsoft Trackball Explorer
    • トラックボールの完成系だと思っている。これを超えるものはいまだに存在しない。残念ながらケーブルが弱いので引退となった。IBMのマウスでリケーブルしたけどあまり安定しなかった。弱点は支持球が削れてしまうのと玉のサイズと読み取り精度。支持球交換して延命可能だが、玉の方が痛んでくる不安がある。レーザーセンサーではないのであの玉じゃないと読み取れないのよね。レーザーセンサーでワイヤレスのモデルが出るのを待ち続けている人は多い。
  • Microsoft Wireless IntelliMouse Explorer
    • チルトホイールを搭載したワイヤレスマウスということで鳴物入りで発売されたので飛びついた。しかし27MHzの無線は非常に不安定で1m以内でも動かないことがあり、電池の持ちも非常に悪かった。チルトホイールも使いやすいものではなく、あっという間にお蔵入り。
  • サンワサプライ MA-TB38BK
    • TEに代わるトラックボールとして購入してみた。しかしボタン配置が悪く、クリック感も悪く使いづらい。そしてボールの滑りも悪い。ホイールの位置も良くない。ボタンの機能割り当て変更ができないと散々であっという間に使わなくなった。大玉という以外のメリットは一切なかった。サンワサプライとかバッファローとかのマウスやキーボードを買うことはもうあるまい。
  • Logicool G3マウス
    • ゲーミングマウスというのを気にせず多ボタンで持ちやすいデザインに惹かれて買った。SetPointが落ちたり固まったりと不安定でロジクールのソフトはIntelliPointに比べて信用できないと思わせた。マウスそのものは持ちやすく、使いやすいしスイッチも頑丈だが、塗装はすぐに剥げ、ラバーコーティングは溶けてベタベタボロボロになるという酷い代物。ラバーコーティングへの信頼性を落とした品の一つ。ラバーコーティングのはもう買わないと言いたいところだけど、一定の価格帯以上だとみんな採用するようになってきた。
  • Logicool MX-610
    • ワイヤレスレーザーで非常に良いかと思われたが、残念なことにカーソルが飛んだりと読み取り制度は高くない。電池の持ちはそこそこ良いが、最近のものほどではない。電池2本入れると重いので1本で使うことも可能。ボタンが多いが、メッセンジャーとメールの謎ボタンを割り当て変更不可能で、間違って押すとメーラーを起動しようとするとか酷い仕様だった。多ボタンマウスの利点を殺してるゴミのようなマウス。ワイヤレスに関しては1m以上離れていてもちゃんと操作できていたので2.4GHz帯の無線マウスは信用できると思った。
  • Logicool Wireless Trackball M570t
    • ワイヤレスのトラックボール。Unifyiedレシーバで安定した動作をする悪くないものだったが、トラックボールとしては小玉で親指のため細かい操作ができない。カラカラと安い音を立てて引っかかりもあるので他に選択肢があればあえて選びたいとは思えない。まあ良い経験ではあった。2年くらいで左クリックがチャタリングを起こすようになり、耐久性は低いと思われる。次に買うことはないかな。
  • Microsoft Wireless Mobile Mouse 6000
    • 小さく丸いデザインで5ボタンのワイヤレスマウス。読み取り性能は高く、モバイルでどこで使っても問題がない。全てのボタンに手が届き押しやすい。少しスイッチの押し込みは深いけど。レシーバを本体に収納でき、バッテリーの持ちも良い。左右のラバーコーティングは少し不安があるし、おそらくメッキの部分も剥がれるだろう。耐久性は低そうに見える。なぜかあっという間に生産終了されてしまったので、予備を買い込んだ。ホイールが無段階でぬるぬる回るのと。左右同時にクリックすると、左右にボタンに分かれた部分のバリが引っかかってしまうのがちょっと気に食わない。このくらいの処理はきちんとしてほしい。

Anker 5000DPIレーザープレシジョン・ゲーミングマウス

Anker 5000 DPIレーザープレシジョン・ゲーミングマウス オプティカル 11個のカスタマイズ可能なボタン

ゲーミングマウスを買おうと思い、安いのでとりあえずAnkerのものを選んだ。3種類あったが、これが一番中途半端な感じだった。2599円はロジクールの投げ売り時を下回るだろうから、とりあえず買うには悪くない。2999円のでも良かったけど、形状はこちらが好みだった。1999円のはちょっと眩しそうでやめておいた。楽天のアンカーダイレクトでかったが、Amazonから届いた、なんだこれ。楽天ポイントの期限があったので楽天で買ったけど、ポイント気にしないなら最初からAmazonでいいと思った。
左右のサイドの指置くあたりのラバーが良い感じ。ラバーコーティングではなく貼り付けてあるので耐久性もありそうだし、滑りにくいのもあるが触り心地も良い。親指位置の二つのボタンは押しやすい一般的な配置で良い。ダブルクリックに割り当てられている方は、間違って指を置いただけで反応しないようにか固い。少し力がいるのでもう少し軽くてもよかった。左右クリックは軽く。音もあまりうるさくはない。また左右ボタンの位置はラバーコーティングでしっとりとした感触。ただラバーコーティングは耐久性が不安だし、べたついてしまうと操作性に影響がありそう。手のひらが当たる部分はロゴの部分と段差があるが気になるほどではない。
おもりで重さを調整できるが、操作性はマウスパッドとの摩擦が大きく影響して、重さの影響はほぼ感じられなかった。重心を変える役には立ちそうだけど、意味があるとは思えないしなぁ。ソールの滑りはX3よりは少し重いかな。それでもスムーズに滑るが、プラの継ぎ目に当たる部分が少し引っかかることがある。ソールで上手く浮いている状態では引っかからないが、マウスパッドなしで布の上で操作してると引っかかる。エッジ処理とかプラの処理は少し甘いところもある。
布巻ケーブルで見た感じは良いが、固めでクセが付いている。また、端子が金メッキなのは酔いが端子そのものが大きいので横に並んでいるUSBポートでは隣接するものに干渉する場合があるかも。高級感はあるので差別化にはいいんじゃないかな、実用上はどうだかわからないけど。
ソフトの動作はプロファイルをゲームに合わせて自動的に切り替えたりできないのでプロファイルを複数保存できる意味はあまりない。LEDの切り替えって本当にLEDの色を切り替えるだけで、色に応じたプロファイルを呼び出せるわけではなさそう。プロファイル切り替えのボタンがあれば少しは違うと思う。DPIの切り替えはバーで設定するのとボタンで変更するのと変わりがない。ランプの位置に応じたDPIを個別設定できるわけではなかった。DPIは固定して、ボタンは別の機能を割り振った方が使いやすいかもしれない。キーの割り当てもできないキーが意外なほど多い。日本語関係のキーは無理っぽい。半角/全角の切り替えとか英数かな切り替え割り振れるといいのだけど、どうにも設定できなかった。マクロはちゃんと組めば便利なのかもしれないけど、自分の用途では今のところ不要。
マウスそのものの出来は値段の割にかなり良いと思う。ソフトも含めると少しずつ手が届かなくてもどかしいところはあるけど、これまでに買ったマウスの中ではずいぶんとマシな方。最近のロジクールのマウスは残念ながら買っていないので比較できないけど。G3マウスやMX610に比べると随分まともなので許せる。

マウスパッド

先日買ったProPadだが、滑りは良いけど擦れる感じがするので表面削れてきそうな気がするし、滑りすぎる感じなので上にさらにマウスパッドを重ねることにした。で、何が良いかと探した結果、DHARMA POINTのDRTCPW30Sを買うことにした。サイズが300x260とちょうど良い感じだったのが一点、厚さが7mmと厚めだったことが一点。柔らかめの布パッドならそこそこ滑りが良くても良かったのだが、色々と迷った結果こうなった。プラスチック系の硬い表面は手のひらが擦れてテカテカになったり、下手をするとタコみたいになるので嫌だった。布系パッドが最適。また、布系でも硬めの粗い編目のやつは摩耗するのが逆に早そうに思えた。値段は2200円くらいだったのでアルミパッドよりもなぜか高くなる結果になったが、まあ問題はない。
迷ったのはARTISANの零と飛燕のソフト。飛燕VEは固くてダメっぽかった。零のソフトが良いと思ったけどArkになくて結局通販になりそうだったのでスルー。飛燕のソフトよりはMIDのほうが良さそうな感じだったけど、少し違和感があったので回避。あと縁の加工があまり好きではなかった。
SteelのQcKも定番だし良さそうに思えたけど、ちょうど良いサイズがなかった。薄いのは妥協しても良かったが、どちらにしろサイズが合わないし、巻きが細い分クセも強いって聞いたので。表面はQcK+のLIMITEDかMLGが良くて、厚さも4mmといい感じだったけど、残念ながら小さいサイズがない。QcK massが一番理想に近かったけど、巻いてあるクセと独特のにおいがなかなか取れないと聞いて回避。大きさもちょっと大きい。
RazerのGlithusも大きさのちょうど良いものがなかった。Control Editionは粗いけど逆に接地面積下がってコントロールしにくい感じに思えた。厚みも3mmあるしSpeed Editionでいいかなと思ったが、やはりサイズがネックに。
結局マウスとの組み合わせも重要だしね。Sidewinder X3は結構滑るので難しいところ。追従はProPadでもDPのでも問題なし。そもそもゲームやるのでもなければシーツの上で直接操作しても問題がないし。耐久性は気になるけど、ハードな利用をするわけでもないから1年は持ってほしいなぁ。

RAZER マウスパッド Pro Pad

ベッドの上でゲームをやっているので、普段はトラックボールだったりマウス使うにも最近のマウスは読み取り制度が良いのでマウスパッドなんて使わないのだけど、さすがにWoTのようなゲームをやるには少しのブレもプレイに影響するのでマウスパッドが必要で、これまでは雑誌を使ったりしていたのだが、さすがにマウスパッドを買うべきだと思い当たった。
ベッドのマットの上なので、ハードタイプのマウスパッドである必要があったが、僕みたいな使い方をしている人は少ないのか、ハードタイプは思いのほか少ない。また、ハードタイプというのが表面加工だったりして、薄くてシート一枚のタイプでも表面が硬いものはハードに分類されていたりで良くわからない。僕が想定するもので店頭で見かけたのはRAZERのVespulaくらいで、これはプラスチックの芯部分の剛性が足りない。リストレストが付いているのは魅力なのだが。Vespulaの前のeXactMatというのがアルミだったらしいが既に売られていない。Ironcladというのがその前のモデルでアルミらしいが売られていない。ここら辺のはしかも5000円くらいで、アルミ板を買ってきて、ソフトタイプのマウスパッドを敷けばいいんじゃないかと。SteelSeriesのSXというのもアルミだが、高いしこれももう売っていない。すのこタンのアルミマウスパッドが3000円でこれもいいかななんて考えた。しかし探すとなぜかAmazon楽天でProPadというRAZERのさらに古いモデルが1990円で売られていたので、安いしこれでいいやと注文することにした。
白いアルミの板で、両面にそれぞれ滑り止めの加工がしてある。どちらもそれほど摩擦は強くないので違いがあまりわからない。触れば分かるんだけど、マウスを使った時の使用感にはなぜか差がない。マウスソールにもよるのかな、どちらも結構よく滑るのと、金属なので環境温度の影響を良く受けるので、これは板と割り切って、上に気に入ったマウスパッドを敷くのが良いかも。今度は上に敷くマウスパッドを探すことになるのか。布タイプがいいかなぁ。マウスも買ってしまいそうだ。LogicoolのG500sが何となく良さそう。今使っているMicrosoftのSidewinder X3も悪くないんだけどね。

HP dm1-4400

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130604_602054.html
4300が出て、その後バッテリや外付けドライブの取り扱いもなくなり終息すると思ってたけど、CPUをE2-1800に変更したモデルが出るようだ。ただバッテリは3セルに変更(価格コム限定モデルで既に変更済み)となり、その他の変更はほぼない模様。海外では4200が出た時に既にE2-1800モデルは出ていたので、今更感がある。KabiniのE1かE2シリーズで出るのを待っていいと思うなぁ。この辺りのが大幅にパワーアップすることもないと思うけど。現行モデルの4300か4200が3万切って買えるならそちらの方がいいだろう。
予備バッテリ3セルでもいいから安く買えるなら期待したい。でもやっぱり6セルの買っておくべきだったな。

水冷クーラーの続き

クーラーを変えてもあまり温度が下がっていないので、改善の為にいくつかやってみることにした。

  • ラジエータに吹き付ける方向にファンを設置しろと書いてあるが、吸い出す方向では本当にダメなのか。
  • ラジエータに取り付けているGELIDの薄型ファンがCPUに近すぎるなどケース内を窒息させて空気の流れを阻害したり熱をこもらせる一因となっていないか。
  • ラジエータを天板のパンチ穴に付けて外気を取り込んでいるが、天板との隙間があるのでそこから空気が漏れて効率をおとしていないか。ラジエータを通った暖かい空気がケース内に循環してしまったり、ラジエータを経由しない空気を吸ってしまったり、ケース外の空気を吸ってしまったりしている可能性がある。

など気になったので一つ一つ試してみたかったが、いちいちケース開けてとか面倒なのである程度まとめて作業してしまうことにした。

  1. ケース内のラジエータ直付けのGELIDのファンは取り除く。ケース天板を挟む形でラジエータに取り付けたファンのみで冷却をする。
  2. サイド8cmファン増設して、ひとまずは吸気方向でサイドから空気を取り込み、ラジエータ経由してケース外に設置したファンで排気する。
  3. 天板とラジエータ、ファンとが密着していないことから、隙間を減らすために12cmファンの防振ゴムを挟む。エア漏れする隙間を減らしながらも、ファンやラジエータ自体との間に空間が出来る事によって特に吸出しではその空間が緩衝の働きをして負圧を分圧することでラジエータ全体を均等に空気が流れることで効率が上がらないか。(吹付ではラジエータの空気抵抗が相応に大きくないと分圧の作用は少なく、パンチ穴の開口部を抜けた空気がそのまま真っ直ぐ抜けるだけで開口していないところの空気はラジエータを通らない、また開口していないところに当たった空気が周りの空気を乱して効率を落とすことになりそうな気がする)
  4. もしこれで冷却が間に合わないようなら吸排気の方向を逆にする。ケース内経由して少し温まった空気が吸出し方向でラジエータを通るのを、新鮮な空気をラジエータに吹き付ける形になるのでもっとも期待できる形になる。ただし天板のパンチ穴を通ることになるので吹付方向だと圧が分散しにくく、ラジエータの全体を効率よく利用できない気がする。負圧では少し隙間があれば分散してくれると思うんだけど。
  5. これで変化を見つつまだ温度が落ちなければファンを高速のもの、もしくは38mm厚のものに変える。

ここまで考えていたが、実際にはGELIDのファンの除去、防振ゴムを挟むというだけの作業によって著しく改善した。これだけでコア温度は常時10度以上下がり、高負荷時でも90度に達することはなくなった。最大で85度までしか上がらなくなったので10度から15度近い改善であり、予想以上だった。
見た目はイマイチだが、ファンの音はそれほどうるさくないし、サイドファンはかなり風量を絞っても温度への影響は少ない。防振ゴムを挟んだ効果がかなり大きいのではないかと思っている。

APSALUS3-120

新しいマシンがケース開放状態なのを改善すべく、簡易水冷に手を出してみることにした。ソフマップドットコムで4980円だったのでこれに。店頭では6980円だったのでわざわざ店頭で見てきてから通販で注文するという。
これまでのおさらいで、ポイントはSST-ML03BにA10-5800Kを入れるとCPUの熱を逃がし切れずに熱暴走するというのが問題点。リテールクーラー、SHURIKENともにダメ、SHURIKENはそもそも冷却能力不足でファン交換をしないと冷やしきれない上にどちらにしてもケースを閉めると排熱が追い付かずにCPUのコア温度がHWmonitor読みで110度超えて落ちる。
SST-ML03BにはCPUクーラーは最大で80mm程度の高さの物まで搭載可能。これはケース内の補強用のバーを撤去する前提で、そうでない場合は70mmくらいまでしか載せられない。この時点で100W級のCPUを入れるにはちょっと問題があるようにも思う。リテールクーラーが小さいので、クーラーの能力的には十分なエアフローがあれば冷やすのは無理じゃないのかもしれないが。しかしこのケースのエアフローがまた困ったもので、サイドに80mmファンを4基搭載可能だが空気の流れが考慮されていないので上手く熱を逃がせない。裏面配線もできないのでケーブル溜まりができて空気の流れを悪くするし。トップフローのCPUクーラーしか使えないので、天板のメッシュパネル部分から自然吸気しつつCPUクーラーで冷やして、周辺の熱をサイドから排気させるのが想定された使い方っぽい。しかしCPUを冷やした時点で周辺の空気は温まってしまい、メモリやHDD周りには温風が吹きつけることになって周辺冷却的な意味ではよろしくない気がする。実際ケースを閉じるとCPUを中心に周辺のマザーボードやメモリなどもかなり熱を持つようになり、ケース自体も熱いというレベルで熱がこもってしまう。爆音の80mmファン4連にすればもしかしたら少しは改善するのかもしれないが、ケース開放状態でもゲームプレイ中はコア温度が80度前後、最大90度を超えるあたりまでは到達するので、やはりCPUクーラー自体も薄型のものでは限界があるように思える。
さて、本題の簡易水冷を利用してどうなるか。ここで問題になるのは、SST-ML03BにはそもそもAPSALUS3-120を固定する場所がないという点。120mmのケースファンを固定する場所がないので当然のことだ。一応取り付け可能な位置としては電源取付け部の底面は電源吸気用のメッシュパネルになっており、120mm(140mm?)のファンが固定可能になっている。でも電源を外に出すかACアダプタにする必要があり、ひとまずは保留。できるだけケース内に収めることから考えたい。次に天板のメッシュパネルのパンチ穴を利用してラジエータを固定することを考えた。これは可能だが、ファンと合わせた厚さがラジエータ27mm、ファン25mm、水冷ヘッド27mmと内部でファンと水冷ヘッドが接触する前提でもぎりぎりの寸法。実際にはファンとヘッド固定用のネジがぶつかるので収まらない。ここで先日買った15.8mm厚の120mmファンに交換して取り付けてみたところ、本当にギリギリのところでケースが閉まった! ラジエータには吹付方向にファンを取り付けろと書いてあったのでそこはちゃんと守って、ラジエータを天板の穴を利用してぶら下げる感じに。穴のピッチが合うわけではないので、対角線上の2か所で固定、サイドファンやメモリなどに干渉しない位置にするとラジエータの2割くらいがメッシュパネルでない部分に被ってしまう。さらにはチューブがすごいギリギリで収まってるんだけど抜けたり水漏れしたりしないよな。ケースのサイドファンは全て吸気方向でめいっぱいCPU周辺に空気を供給し続けて、それをラジエータに吹き付ける形でケース外に吐き出させてどうにかなりそうに思えた。
ということでケースを閉めて電源オン。おや、ポンプが動いてる音はすれど天板のパネルから空気が出てくる感じではない。おかしいなと思ったらラジエータに取り付けたファンの電源を取るの忘れてた。慌てて電源落としてふた開けて取り付けなおしてもう一回起動。今度はちゃんと空気も出てきているので測定開始。最初は冷却水が冷たい状態なので落ち着いた温度からゆるゆると上昇を始めていたが、ゲーム起動すると上昇が止まらない。あっという間に90度を超えて、100度あたりをふらふらと。ケースの天板が触っていられないくらい熱い。ケースファンを全力にするもどうにもならず。慌ててPCを落とすことになった。
120mmファンを標準の25mmから15.8mmのものにしたことで風量が落ちたこと、ファンがCPUやメモリと接近しすぎていてファンの吸気に影響していること、またラジエータの2割ほどを塞いでしまっていることからさらに冷却効率が落ちてしまったことなどが考えられる。空気の流れ自体は熱を下から上にと逃がすことになるので悪くないとは思うのだけど。さて、解決方法はラジエータを外に出してケース内の窒息度を下げてかつ熱源を離すか、ファンを強化してガンガンラジエータを冷やしつつケース内の熱を外に逃がすかのどちらか。より簡単な方から攻めてみることにして、ラジエータをファンでサンドイッチすることにした。ケース内には収まらないので天板を挟む形で。回転数とかファンの風量とか合わないけどいいのかなぁと思いつつ、吸出しじゃなくて吹付方向にしろって書いてあるのだから吸出しのみじゃダメなんだろうし、適当に転がってた120mmファンを増設した。電源取るためにケース開けたらCPU周辺の熱がすさまじかった。水冷ヘッドやメモリ、マザーボードまで50から60度くらいはあるよ。電源取ってケース閉じて起動。今度こそとHWmonitor見ると80度からスタート。これは単にラジエータ内の冷却水がまだ熱を持っていたからみたいで、30秒ほどで60度ほどに落ち着いた。ゲームを起動してしばらく見ていてもずっと70度台で安定しているようだ。80度に達することもなくなった。これは成功した気がする。見た目は天板のメッシュパネルのところに120mmファンが出っ張っている形だが、この程度は許容範囲だ。ラジエータや電源を丸ごとケース外に追い出すのに比べればまともと言えるので。
ということで苦労した結果どうにかケースを閉めた状態で熱問題を解決したと言えるだろう。ケースファンと外に出っ張ったファンはコントローラに接続しているので可能な範囲で回転数を落とすつもり。ファンガード的なモノを付けるくらいはしておきたい。サンドイッチしている二つのファンの風量が違うのが問題にならないかは後で考えたい。あと水冷ユニットのホースバンドくらい買うかな。テンションかかってるので外れたら目も当てられない。
[id:dekorin:20130524#p1]に続く。