SAMSUNG SSD 840 250GB @HP dm1-4200

お試し感覚でノートPCのHDDをSSDに変えてみようと思い、手ごろな価格のSSD840を買うことにした。代理店のキャンペーンで2000円分の商品券のバックがあったので。信頼性を下げる代わりにコストを下げた記録方式を採用しているSSD 840は他に比べてもともと安いが、キャンペーンの期間でさらに実質価格が下がるなら試してもいいかなと。円安で値段も動きにくくなってるみたいだし、このところ見てても250GBクラスはそれほど大きく下がる気配がないので。
交換作業は本来はデータ移行後の話なんだけど、dm1での手順としては裏のロック解除してバッテリーを外し、解除状態で裏パネルをスライドして外す。それでもうHDDが見えるので、HDDのトレーを固定しているネジ1本を外し、透明なフィルムを引っ張ってトレーを持ち上げ、SATAと電源の一体コネクタを抜く。トレーにネジ4本でHDDが固定されているので外し、SSDと交換する。逆の手順で固定する。SSDは7mmのものでも全く問題なく固定できる。トレーに固定されるのでスペーサも不要。作業は5分もかからない。
メインドライブの交換となるのでSamsung Data Migrationを利用してドライブのクローンを作成することにした。SSDはUSB変換アダプタで接続。しかしコピーは2時間程度で完了したもののパーティションの検証が一向に終わらず、3時間くらい99%で停滞した挙句にエラー。検証に失敗しただけならうまくいっている可能性もあるのでHDDと交換して起動してみるもWindowsブートマネージャの画面が出て起動できず。うーむ、MBR周りとかエラーなのか、データコピーに失敗したのかも判断つかない。Samsung Data Migrationがお手軽ツール過ぎて3ステップでコピーできるのはいいが、トラブルシューティングとかヘルプが欠如していて失敗したときにどうすればというのが全くないため困る。
というわけでコピーツールを変更、EaseUS Todo Backup Freeが評判良いようなのでこちらを使うことに。ディスククローン後のイメージを見るとリカバリ領域とかシステム領域とかカットできないし本来の容量以上に領域を食っているように見えるんだが、これが正常なのか。起動ドライブをWindows上でコピーするのは不安定要因ぽいのでUSBメモリブートを選択、USBメモリからLinux立ち上げてツールが起動する模様。こちらも画面はWindowsと全く同じなのでClone Discを選択。時間かかりそうなので一晩放置したら終了していた。で、HDDと交換するとまたしてもWindowsブートマネージャ。これはSamsung Data Migrationでもコピー自体は成功していたのだろうか。どうあっても引っかかるようなので、Windowsの修復インストールをすることにした。ノートはリカバリディスクしかないため、手持ちのWindows 7のメディアを突っ込んでインストール画面からスタートアップ修復を選択、進捗状況が出ないしDVD読み込んだ後は何の音もないので動いてるか不安になったが15分くらい待って修復完了。無事に起動するようになった。結局MBR周りだったのかね?
さて、起動はしたものの、HP標準のリカバリ領域やらHP_TOOLSの入った隠し領域までコピーしていて、FドライブにSYSTEMパーティションが23GB出来ていて空き容量が既にない状況、なんだこれは。Samsung MagicianというSSDの管理ツールで確認するもFドライブはFAT32で認識されている表示。色々とわけが分からない。とりあえずWindows管理ツールのパーティションの作成とフォーマットからリカバリとHP_TOOLSの領域をパーティション解放してCドライブのパーティションを拡張した。その後再起動するとSYSTEMパーティションは不可視になってCドライブのみが表示されるようになった。容量は何か削られているようにも感じるが。Samsung MagicianでもNTFSで認識されてOptimizationも行えるようになったので信頼性重視の設定にした。これでようやく使えるようになったかな。
速度はHDDに比べると速いけどベンチで見るような数字は全然出ない。起動は少し速くなった気がするけど、もともと速いのでそんなに違いを感じない。環境がクリーンでないので起動画面以降は単純比較できないのと、Windows起動後の処理はマウスカーソルの遅延を見るとCPUが足を引っ張っているみたい。作業時はスピンアップの時間がない分の反応の良さはあると思う。ヘッドホン繋いだ時にファイルアクセス時のノイズがかなりあったので、その低減も期待していたのだが、HDDのスピンによるノイズではなく回路的な問題だったみたいで、ノイズの量は全く変化がなかった。重さ的にはSSD840は7mmで軽量なので100g近い軽量化になると思う。熱と衝撃耐久性は有利だろうか。電力は最大で23Wまで確認できたので、4Wくらい落ちているのだろうか。
なんだか上手くいったような、そうでもないようなもどかしさを感じるので、そのうちにクリーンインストールしてWindows8にアップグレードすると思う。Windows8の方が軽いらしいし快適になると良いなと思いつつ。あ、プリズム◇リコレクションの画面切り替え時の重さには変化がなかったので、読み込みの遅さに起因するものではなかったらしい。音声の読み込みと画面表示によるものだと思ったんだけど甘かったか。