見上げてごらん、夜空の星を 体験版

ものすごく良かった。体験版でここまで見せてくると、本編が少し不安になる。
現在のPULLTOP主要スタッフは千世からの移籍組が多いだけあって、六つ星きらりを思わずにはいられない。むつらぼしの会という名前からも連想しちゃったし、少なくともディレクターのYowさんと音楽のTWOFIVE、OPEDのおおくまけんいち&minao ohseのコンビなどからも。田口さんがSD原画に甘んじてるのは惜しいけど、SD絵上手くなってるしOK。普通の絵も上手くなってるんだけどね、同人誌のイラストくらいしか見る機会がなく残念。望遠鏡を作るあたりは六つ星の中でも大きい作業だし、星を見るときに空に星の名前が入ったり丁寧な演出も似ている。望遠鏡作るときに一番ネックになる主鏡の調達はなんだかんだ理由付けて済ますしかないよね。
体験版としてはもっと短いのかなと思ってたのだけど、意外と長かった。これだと多分本編はまた1年後にシーンが飛んで始まるのだろうか。話の見せ方的にはこの大空に翼をひろげてと誓い、ちうかほぼ同じなんじゃないかな。こちらは過去の幼馴染みとの関係、星との関わりなどをより絡めてきているとは思うが。見せ方が上手いので一気に引き込まれる。途中でのOPの入れ方、挿入歌の使い方も非常に良いのだが、この点に関しては序盤で引き込む効果は大きいものの終盤での効果が薄れる可能性もあり不安。ココロファンクションではプロローグで使った分、水菜ルートラストではちょっと陳腐化してしまった感があった。歌詞もそのシーンに合わせているわけではないのでなんか勢いだけになりがちだし。挿入歌は挿入歌でシーンに合わせたものを用意した方がグッとくる。BGMは非常に良い。むしろBGMだけで引き込んでほしい。画面自動切り替えでの演出も序盤は感情かな、あまり好きではない。星屋天門の説明は丁寧で興味がある人には良いと思う。これからの季節、冬の星座を見に行きたくなる。
このところ当たりの体験版が多くて、ゲーム買ってプレイする時間が取れるか不安になる。これは確定で買うので、11月のがそれまでに終わるかどうか。