Olympus ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro

山でキノコ撮影したり、先日彼岸花撮影したりした際にもう少し寄ったり大きく撮れないものかななどと思って、アダプタ噛ませてSMC takumarの中望遠レンズにエクステンションチューブ使ったり色々と試してみたのだけど、やっぱり何かマクロレンズ買おうかなと。調べてたらM.ZUIKOのレンズは数が少ないし焦点距離の短いマクロはなかったり結構高いのだけど、フォーサーズ用の35マクロがすごく安いということを知って買ってみることにした。並品で外装擦れやレンズ内の埃はあるけど映りに問題はなさそうで9000円と安かった。10000円のレンズは安いと思い始めているあたり、ちょっとやばいのかもしれない。フォーサーズ用のアダプタも適当に安いのをAmazonで注文した。
さて、噂通りにAF速度はすさまじく遅いうえにうるさいし迷う。特に接写では顕著で近づくほどに合わない。屋外で明るい風景ならまあ許容範囲のAF時間だと思うし精度も問題にならない。70mm相当のポートレートレンズとしては使えるというのはわかる気がする。マクロだとレンズ先端から15?くらい離せばAFで合焦するかな。それでもちょっと迷いがあって最後にちょっとずれる気もする。像を検出してからどこに合わせるか判断するところで時間がかかるようなので、20?くらい離してある程度大雑把に合わせるのならタッチシャッターの方が迷いなく合わせて撮影してくれる。人を撮るなら多分タッチシャッターが安定するなぁ。最短合焦距離はレンズ先2-3cmくらいまで行けるのでMFに切り替えてピントリングを回してとやればかなり大きく写せるので楽しい。手持ちは無理なので三脚と、雲台の動きだけじゃ寄りにくいので何か斜めや前後にスライドさせるレールみたいなものが必要かも。あとマクロ用ライトも。
世界最軽量とうたっているだけあって軽い。そして持ち運ぶときにはFT用アダプタを入れてもM.ZUIKOの12-50mmよりも短い。AFの効く単焦点を他に持っていないので比較もできないが、M-10のボディならこのくらいのレンズは許容だし、AF速度は遅いけど映りは良い部類という評判なのでとりあえず使ってみようと思う。最終的には映りよりも使いやすさで12-50mmと簡易マクロでいいやってなりそうな気がしないでもない。まあそうなっても1万円もしなかったしと割り切れるので、いきなり3万もするレンズを買うよりは心の平穏は保たれる。まずは一時的であろうとも積極的に使っていこう。
気付くとMFT用の30?マクロレンズが発表されてたけど、PREMIUMでMTFチャートはこのFT用35マクロの方が良いみたいだし、しばらくは高値維持するだろうからこれでいいかなと。出た後しばらくしたら中古23000円くらいになりそうだけど。MSCのハイスピードイメージャ対応なのは素直にうらやましいかも。