Meike 6.5mm f2.0 Fisheye lens


とても安価な魚眼レンズ。マイクロフォーサーズでは上下が欠けるので完全な円周にはならない。APS-Cでも欠けるらしいのでフルサイズじゃないとだめっぽいけど。ただフランジバクがものすごく短い設計のようで、ミラーレスじゃないと適合しない。その代わりに非常に小さく軽い。安いと言われてきたSamyangの魚眼よりもなお安く明るいのはこの辺りが理由なのだと思う。
開放での最短撮影距離は20cmちょっとで、その距離でもかなり離れて見えるので、魚眼マクロ的な使い方はできなかった。カタログ上は19mmらしいけど、その距離じゃ無理。マクロエクステンションチューブで伸ばすと無限遠でも1mmくらいの距離のものにも合焦しなくなる。伸ばすなら2mmとか微妙な距離じゃないとダメなのかな。遠景だと風景を撮影しても広く写りすぎてしまい何を撮ろうとしたのかぼやけてしまうので、建造物を撮るか星空を撮るかしかなさそう。開放で星を撮っていないのでどの程度写るのか不明だが、F2の明るさを活かしてISOをあまり上げずに撮れるのが良いのでは。
絞りは無段階でF2からF22まで結構きれいな円形絞り。F2からF8あたりまで中央から周辺までの解像度はそんなに大きく変わらないように思う。ピクセル数に対して写る範囲が広すぎて情報量が多すぎるので、目に映る以上に近くのものが小さく写ってしまい解像度が低く感じられるが、実際にはそれなりにちゃんと写っている模様。パープルフリンジもそこまで気にならないかな。写る範囲がだいぶ異なるが、ボディキャップレンズ9mmに比べるとパープルフリンジは少ないようだし、あちらはキャップとしての手軽さや小ささあってこそだが、魚眼で遊ぶことを主として選ぶのなら、価格差を考えるとこちらの6.5mmを買った方がお買い得だし遊べると思う。買ったばかりで遊べてないので、もうちょっと遊びたいところ。