モンベルのレインウェア選び
山に行ったあとレインウェアをどこかにやってしまったので、仕方なく買い直すことにした。見つかったらザックごとに別にしてもいいわけだし。モンベルに拘る理由もないのだが、手に入れやすいのとスペックで比較しやすいから。山で使うためで判断基準は300g以下の軽さ、ジャケットはそれなりの透湿性も、パンツは一応サイドジッパーに透湿性は上半身ほど汗をかかないし気になりにくいこともあるのであまり考慮しない。特にパンツは下草で擦れたり引っ掛けたりすることがあるので耐久性と値段は重要視する。
結論だけ先に書くと、上はUSピークシェル、下はUSレイントレッカーで上下で16000+税。
- ストームクルーザー
- トレントフライヤー
- ストクルよりもう少し軽くという人向け。K-Monoカットを採用している分だと思うが、ストクルの次のモデルが多分K-Monoカットになったら消えそう。軽いが高いので、ゴアテックスにこだわりがなければレイントレッカーやピークシェルが良い。パンツは薄いので選択外。
- レインダンサー
- レイントレッカー
- ストクルの非ゴア版といった感じ。旧モデルはブリーズドライテックの通気性で差別化しつつもサンダーパスと区別しにくい位置だったけど、大幅に軽量化されたので、軽量レインウェアとしてはこれ選んでおけば間違いないと思う。パンツも実に無難な作り。20dは十分だと思うが少し薄いか。
- ピークシェル
- バーサライト
- 実際に見ると薄すぎて心配になる。ポケット無し2レイヤーが許せるならあり。旧モデルよりはバランス良くなったと思うが、やはりまだトレラン用で、山用ではないと思う。パンツに関してはピークシェル同様。かつ薄手と裏地なしは摩擦で脚さばきが悪くなりそう。
- サンダーパス
- 多分これがモンベルの標準仕様。昔の軽量レインジャケットと張り合える軽さになってしまったので、とりあえずこれを買って問題ないのは間違いないが、もう少し軽くとか付加機能を求めるとここから値段を積み増すことになる。
- レインハイカー
- 2レイヤーが許せるなら軽くて安くて良いが、ジャケットは裏地なしだと水分が滞留しやすくて多分不快度が高い。パンツは2レイヤーであることも気になるが、ジッパーの構造が止水ジッパーではなく内側にフラップもないので、雨風があると間違いなく浸水する構造になっている。ジャケットはフラップが二重なので大丈夫そうなのになぜこんな構造に。
パンツは水や泥の跳ねで汚れるし、岩の角や藪に引っ掛けるし、耐久性を重視しつつ安いものという基準。現行のレイントレッカーくらいの軽さと厚さのバランスが良いと思う。ジッパーなしで良ければピークシェルになるのだが、ジッパーが欲しかったのと、下半身の蒸れは無視できると思って2レイヤーであることは気にせず候補として考えたレインハイカーの作りが悪かったので、無難にアウトレットのレイントレッカーに。アウトレットは旧モデルなのでブリーズドライテックで厚手で重めだが気になるほどの重さではない。強いて挙げればピークシェルジャケットよりも収納サイズが大きい。
ジャケットはストクルのアウトレットが品切れになってたので変化球でUSピークシェルに。思ったよりも薄く、その割にはしなやかさに欠ける。ネオシェルのジャケットはソフトシェルに限りなく近いしなやかさだったなぁ。USモデルはピットジップが付いているので、違いを感じられるものだろうか。ピットジップなしの日本モデルに比べて少し重く収納が大きく、重さ的にはストクルと変わらないので超軽量というほどではない。