ひとつ飛ばし恋愛 ★★★☆

終わった。4キャラで個別ルートが3時間かからないくらいなので10時間ちょっとってところだろうか。ボリュームは少な目に感じた。話は長くしようがないし、特に大きな問題とか持ちあがるわけでもないのでこのくらいでいいと言えばいいのかもしれないけど、長さだけではなく物足りなさを感じる。個別に入ってから、ヒロインと間に入るキャラとの3人での展開が多くなり、ヒロインと1対1ばかりよりはましだが他のヒロインの絡みが少なくなってしまうのは残念。ほぼコミカルなだけに終始して、真面目なところはほとんどなかったけど、これはこれで気楽に進められるのでいいかって気分になれる。
絵は安定感に欠く。立ち絵はまあいいかなと思うんだけど、イベント絵が可愛くないのが結構混ざる。桜は全体的に可愛くない。夏芽は結構崩れる。ディフォルメ絵はイベントのよりもキャラ紹介とか素材で使われている方が可愛いというのが問題。
音楽はぼちぼち。曲数はそこそこだしキャラ別テーマも悪くない。BGMをネタにしたりまあ面白いと言えば面白い。OPは恋愛法則でEDはGirl's songすぎてどうかと思った。
システムは普通。選択肢少ないし、実際ルート分岐に関わっているのは1か所だけなので難易度も低い。セーブもそんなにしなくて良いので十分。設定項目はプレイに支障がないレベルで設定可能。文字はデフォルトだと太いので細くした。スキップは普通、でも共通はやり直す必要がないのでスキップ自体使う機会がない。
アサプロらしさを出してはいるものの、話としてはアチ恋に劣る。絵もアチ恋と恋0に比べると可愛くない。寮生活や一家で暮らしている過去作に比べるとキャラ同士の絡みも少ないので、ノリの会話をより暴走気味にして変顔増やしたのを面白いと思えなければ過去作やった方が楽しめると思う。そもそも桜と夏芽は接点ないけど碧里とりさは直接接点できるし、関係が発展しうる。あと姉妹はともかく千乃と阿知華は桜とりさよりも可愛いという問題。正直コンセプトの段階でひとつ飛ばしにこだわる意味がなかった。そんなこと言ったらアサプロのセールスポイントは大体毎回外していて、それが魅力にはなっていないんだけどね。ヒメハニの大逆転の恋もきよらと鶴未だけだし、アチ恋も入れ替わり生活なしで女装潜入もので良かったし、恋0も家族交換しなくても関係は進展しただろうし、今回もひとつ飛ばさなくてよかった。