榊原ゆい MONSTER

榊原ゆい13枚目のアルバムが発売されて、ライブ前に一応一通り聞き込んだので、珍しく感想でも書いてみる。M3で買ったCDもちゃんと感想残しておこうとは思っているのだが、メモ程度に残して終わりそうだな。まあ、忘れなければやるだろう。ライブのセトリも長らくまとめてないし、そろそろ何するのも面倒になりつつあるのがまずいなと思いつつ。

閑話休題、とりあえず全曲それなりの量のコメントを。

  1. 1曲目、MONSTER。男声と聞いたけど思ったほど声を潰してはいない。事前の話で身構えてたり、PVのイメージに引きずられたが、ウィスパー気味のところがあって意外と好みかもしれない。ノリがわからんのでライブだと聞く曲になるのかな。これもその後に歌われなくなるアルバムタイトル曲って雰囲気が感じられるが果たして…?
  2. 2曲目、奇跡へのブラーヴィ。ソロバージョンというより一人デュエット。キャラ声なんで仕方ないのかもしれないけど、追っかけで被るところとかそのままに同じ声でやってるので違和感が強い。サビでバックコーラスも入って何人いるんだよって笑ってしまった。
  3. 3曲目、レッツワーキング。今回のアルバムだとこれが一番好きな曲かな。可愛い声で使ってる帯域が僕に刺さるだけかもしれないが。ブラーヴィとかヤチャチャみたいなキャラ演技声ともちょっと違う感じで良い。適度なワチャワチャ感も良い。
  4. 4曲目、Y@-CHA-CHA。聞いてて楽しい曲ではあるが客には何か求められるのだろうか。かえるぴょこぴょこってフレーズを聞くの巫女ナス以来だよ。Bメロのポリリズムのところは好き。
  5. 5曲目、CLIMAX BREAKER。すごく雑に作った低予算のカッコいい曲って印象。他の曲も音色シンプルなのは多いのに、これだけなんでこうも安っぽいのか。ロック調で音が軽すぎるからかな。ボーカルだけ少し奮発した感がすごい。歌詞も何言ってんのか、ノリは良いけど何か寄せ集めっぽいんだよね。
  6. 6曲目、Blessing bloom。こっちはちゃんとソロとしてまとまってるので、ブラーヴィに比べると違和感は少なく仕上がっている。3曲違ったソロバージョンの仕上がりなのが面白い。追っかけ系のデュエットをソロは無理があるし、これがライブで一番ちゃんと歌えるやつだと思う。
  7. 7曲目、青白コントラスト。爽やか系ミドルバラードみたいな。気になるところもなくスーッと入ってくる心地よさがある。逆に印象に残らなくて曲名なんだっけってなるやつ。多分数年後にライブで聞いたら、やっぱりいいよなと思いながらも曲名出なくて悶々とするんだろう。
  8. 8曲目、Try&Fly。こっちはソロバージョンとはいえ2人の声をちょっと変えてるので聞いたときの不自然さがないというか曲としての完成度を損なってない。とはいえライブでこれやるのかな。もう薬師さん呼べばいいのにな。
  9. 9曲目、Lovin' You。シンプルな音のバラード。メロディラインの綺麗さを素直に楽しめる曲で落ち着く。やっと収録されたのでライブで聞けるのが楽しみ。なんでかずっと歌われなかったんだよね。
  10. 10曲目、Night after night。ギターがやたら激しいせいで印象の定まらない曲。イントロのイメージで立ち上がったら肩透かしを食らった気分になるのは間違いない。動きそうになるのをこらえて座って聞いて楽しみたい感もある。
  11. 11曲目、愛を殺し。退廃的な雰囲気のバラード。なんかあまりピンとこないなぁと思って聞いてたが、ラスサビ前のバックコーラスのイェイェみたいなところが高田さんに聞こえてしまい、一度そう思ってから高田さんが離れない。
  12. 12曲目、Constellation Oracle。かっこいい枠。とはいえ裏打ち高BPM曲は4拍ごとによっこらハイみたいなノリになるのでかなりノリにくい。デンカレみたいにガンガンヘドバンすりゃいいのにそういう風にはならんしね。この手の曲が来るたびに客層の差を感じる。
  13. 13曲目、Eternal Way。エタデスのアンサーソング的なアレンジ。あっちは客が騒ぐ曲で聞いて楽しめる曲ではなくなってしまったので、こっちに聞く曲としての価値が出てきた。それを抜きにしてもこちらのほうがガンガン上げてくのではなく、ワンクッション置く感じがあるというか、落ち着いた部分があるので年を取った今はしっくり来る。そういやSunriseとmoonlightとか忘れられた曲を思い出した。
  14. 14曲目、MONOturnないと。歌詞とかどうでもよくてノリだけみたいな曲。間奏のヘイヘイだけは楽しそう。コメント書く気力が尽きてきた中で特に書くことも思いつかない。

タイアップ曲も多いし間隔は空いてしまってもベストアルバムを出し続けられているのは偉い。アルバム合わせでライブをやってくれるのはありがたいが、やはりアルバムライブはバースデーというイメージがあって、春ツアーにやるのは違和感がある。そこは回数をこなすツアーだからこそ、この先しばらく聞けなくなるだろうアルバム曲を多く聞ける機会と前向きに捉えるべきか。アルバム曲、特にタイトル曲を全部やるくらいのコンセプトのライブをまたやってくれたらいいのにな。前回アルバムライブからまだそんなに経ってないか。今度はタイトル曲以外もアルバムオリジナル曲の入れ替えで全て埋めるくらいで。年月を経ていろんな曲が増えた今となっては、当時ゆいにゃんのイメージとは違うなと違和感があったような曲も時間が追いついたというのか、受け入れる余地ができた気がする。どんな曲もそれなりに味わい深い。