Phenix EPIC WIND JACKET


こないだから買うかずっと悩んでいたもの。Amazonの服カテゴリのセールに2点以上で30%オフが重なったので買うことにした。8400円の30%オフだから6000円弱か。数日前に秀山荘で30%オフになっているのを見て買おうと思ったんだけど、見送ってよかった…。Lサイズだと中に何枚も着たら窮屈かもと思ったが、LLは明らかに袖と着丈が長すぎておかしかったのでちょっとスリム気味なんだろう。
カタログのレイヤリングでレインウェアの外に着て撥水するって書かれていたんだけど、そのレイヤリングはともかく撥水性がかなり頑張るというのと、生地自体の保水がほとんどないというのに惹かれた。ウインドブレーカーとしては超軽量のが多い中、堂々の300g近くの重量とスタッフバッグの350mlの缶を上回るサイズで軽量のレインウェア以上に嵩張る。気軽にどんな鞄にでも放り込んでおけるモンベルのストレッチウインドジャケットに比べると使い勝手は劣るかも。ただ、ウインドブレーカーのくせにやたらと作りが細かくて、胸ポケットは内側メッシュでベンチ兼用の2重ジッパーになっていて、中のジッパーを開けると貫通して下のウェアのポケットにアクセスできる構造。ただしポケットの位置が重ならない他社ウェアじゃ使う意味がない、ファイントラックのリンクベントの出来損ないみたいな感じ。ないよりあったほうがいいのだろうか、これが重量増にかなり寄与しているのは間違いないんだが。フロントジッパーもダブルジッパーで重量増の要因。ベンチあるならいらなくね? フードはレインウェアのようにつばがあるものでドローコードでフィット感を調整可能、雨をちゃんと防ぐなら必要かな? 袖の面ファスナーもフルオープンのところで固定する用と、締めるとき用でメス側が分離している謎構造。安物のレインウェア以上にこだわりを感じる作りで出来は良いのだろうなと思った、それがウインドブレーカーに必要なものかは置いておいて。
提案のレイヤリングは置いておいて、ウインドブレーカーとしてはまともそうなので、どのくらい撥水性が持続して、その後も浸水に耐えられるかが気になるところ。大雨降ったら試してみようと思っている。ストレッチウインドジャケットは強い雨だとすぐに浸水して、肌に張り付いてびっしょりだった。ただ乾くのは異様に速かったけどね。定価の15000円って言われたら買うの躊躇うけど、6000円ならまともなメーカーの安いウインドブレーカー並だし、買って損はしないだろう。紹介されているレイヤリングは、通気性があって気温が低い時に風に吹かれると寒いらしいNeoshellやeVent、ブリーズドライテックのレインウェアと組み合わせると良いのかもしれない。これは試す機会はないような気がする。しばらく持ち歩いて使う機会があったら書き足そう。
追記。強く雨が降ってるところで自転車乗ったり歩いたりで使ってみた。素肌に着ると汗かいてれば張り付くし、風の冷気も伝わってくるので他のナイロンウェア同様に長袖シャツの上に着た方がいい。撥水性はまだ新しいからということもあるだろうけど、パタゴニアのソフトシェルの撥水加工よりははっきりと撥水しているし、雨粒が強く当たっても滲みない。縫い目も特に気にならなかった。指で水滴を押すとあっさり滲みて水の膜が広がるのが分かる。なのでザック背負ったりしてれば滲みてくるのだろうな。でもまあちょっと降ってきたくらいであればこれだけで十分足りそう。濡れないところに行けば生地自体が薄いしすぐ乾く。まあ、どこで使うんだろうって気はするんだけど、カバンに入れておけばレインウェア替わりに使えないこともないかな。でも上に書いたように軽量のレインジャケットより重いんだよね。
追記2。そういやフードが思った以上に快適で、調整するとぴったりフィットする上に、つばの部分も良い具合に雨を防いでくれる。自転車乗ってても顔に不快な感じで水滴が当たることはなかった。ただ、襟が高くて顎ではなく口元まで来るという謎の仕様。フリースなどのバラクラバ仕様ってのに近い感じで、ナイロン地が直に口元に当たるのでちょっと不快。なんでこうしたのかわからない。