りんかね新撰組 感想再アップ

他人には薦めないと言っていたりんかねーしょん新撰組さいころさんに薦めてしまい、わざわざクリアしてもらったので、僕の方も削除した過去ログから感想拾ってきて再アップすることにした。10日で終わらせてたんだ…。まだ家にいっぱいあるのでやりたい人いたらあげます。


2009-10-09
りんかね新撰組をついに開始。なんかすごいらしいと聞いてはいたが、絵が良いと思ったのが大きい。あと設定だけ見たら面白そうだった。体験版をやった周さんのコメントは酷かったが。
たしかに、始めてみるといきなり何が起きているのか理解するのが難しい。輪廻転生というよりもパラレルワールドものらしく、世界や主観が次々と切り替わっていくのでどうなってるのかよく分からない。なんというか新鮮だ。上手くまとまれば良作の予感はするので腰を据えてじっくりやろうと思った。
スプレッドシートで人物、用語、時系列を整理しながらプレイすることにした。飽きなければちゃんと終わって理解できるはず。

2009-10-11
弓枝ルート終わり。最後の方がわかりにくいなぁ。用語も分からないものがまだ多い。少しずつ分かってくると思うとそれが楽しみなんだけど、1キャラクリアしてこれだとどうなるんだろうか。時音ルートで付き合い始めたところまでやって寝た。

2009-10-12
時ねえルート続き。時ねえルートも祐未が出るのね。娘の祐未は各世界にいるんだろうか。まだ世界の概念というか理解できない部分が多い。なんとなく分かってきたところもあるけどね。もうちょいで終わるのでミーが楽しみ。時ねえは告白したあたりが一番可愛い。

2009-10-13
ミールート。ミシュリーヌは可愛いなぁ。と思って進めてたら、なんか雲行きが怪しく。黒ミーとミシェルとミシュリーヌの区別がつかない。よく分からなくなってきたぞ。

2009-10-14
ミールートクリア。かなりややこしい話だった。これまでに比べると人間関係がかなり集約されて核心に近づいた。キャラ的にも一番関わりが深いと言えるし、ミシェルの役回りが他のキャラに比べるとすべての世界で重要なので仕方ない。オートクレールとデュランダル以外のプレシューズの役割はなんだろうか?

2009-10-15
サブキャラ3ルートを一気にクリア。話が短いな。のぼりん、クロエ、ネフェルの3人は共通の分岐に追加されるが、1時間ちょっとのエロシーンメインで終わってしまう。特にキャラを深く掘り下げることもなくてがっかり。ニケのアッシュルに対する感情とかそこらへんも知りたかったのに。EDのまじかるフェンサー(偽)は可愛い。やっぱ祐未よりも祐実がやるべきだわ。

2009-10-16
REGENERATIONクリア。カレンルートなわけだけど、これまたあっさりと終わってしまう。ここでようやく積層結界でであった御門の「会うのは2回目」という台詞が分かる。このルートもまた別の可能性なんだろうけど、後に回された程度には重みを持つのだろうか。
残すはREINCARNATIONのみ。菊ルートと思うとやる気がみるみる減退するけど頑張ろう。成瀬の声にここまでイラッとさせられるなんて。

2009-10-17
最終ルートに入ったものの長い。サブキャラ3人とREGENERATIONが短かっただけにかなりパンチのある内容だ。いきなりこれまでと違う世界から始まってどうなるかと思ったら、最初に戻ったのかってくらい世界の移動が多い。混乱しないように進めていこう。

2009-10-18
りんかねーしょん新撰組っ! 終了 ★★★
結構面白かった。始めた当初は不安だったけど、全体の構成はしっかりしていて、キャラ別ルート同士の繋がりとか最終ルートに向けて解明されていくところとかなかなかのもの。こういう繰り返しで世界の謎に迫るタイプのゲームの中では最果てのイマが思い浮かぶけど、イマに比べると序盤は置いてかれるものの中盤以降は楽しめる作りかと。イマはキャラごとに2周、ほぼ同じでちょっと違うキャラ別の話を見ることになるんだが、そのあたりが難解だし中だるみする要因でもあるので。最後で繋がるように作ってる構成力はすごいものがあるので単純に比較しにくいけどね。りんかねはもう少し序盤を易しく、説明を増やせば分かりやすかったと思う。惜しいところはあるが、終えてみれば良作と言える出来でよかった。ワゴン価格にしておくにはもったいない。
話は随分とぶっ飛んでいるように見えるが、まとまっているので序盤の理解が追いつかないところを越えれば楽しめる。序盤の場面転換は急すぎて、全く分からない用語がポンポン飛び出すのでついていけなくなる可能性があるのが残念。こういうものなんだと割り切って、理解を保留してしまえば面白くなってくるので構成が少しもったいないかも。会話とかは普通の萌えゲー。キャラの可愛さは個別ルートに入らないと実感できないのが残念。共通ルートで可愛いのはミシュリーヌくらいだよ。個別だと弓枝や時音のぼりん、クロエ、ネフェルのルートが短いのは残念。最終ルートについてはちょっと長いかなと思った。凹む、立ち直るの繰り返しがちょっと過剰かも。そこらへんをもう少し削った方が冗長さは減ったかも。終わり方もちょっとあっさりしすぎかな。最後みんなの力を合わせて打ち破るのは戦隊モノのお約束ってことで。40集うばりの大集合はチートすぎて失笑モノではあったが、これもみなミシェルと祐未の頑張りによるものと思えば。
絵は可愛い。あかつきまおの本領発揮。立ち絵やイベント絵は安定している。塗りも悪くない。背景も種類は多くないけど十分。ただ、立ち絵に関してはウルテ・トゥーレと御門市で服装が同じなので、変えた方がいいように思う、特に坂本先生。新選組メンバーは戦闘服なので分かるんだけど。
音楽は悪い。とにかくBGMが少ない。新世界よりともう一曲しか記憶にないよ。とにかく種類が少ない。それと挿入歌のりんかねーしょん新撰組くらい。OPはそんなに盛り上がらないゆいにゃん。EDはグランドエンディングのみボーカルあり。悪くはないけど印象には残らない。SEはバリエーション少ないしイマイチ。声は悪くないけど少しイラッとさせられる声優をそろえてる気がする、特に成瀬。口調がまた…。時ねえとミーは良い。
システムは良いとはいえない。セーブロード周りは悪くないが、クイックセーブロードは確認なしなので間違えて押すと痛い目に。バックログは現在のメッセージは表示されないのがなんとなく不便なような気がする。オートモードは使い物にならない。スキップは快速。SE再生にバグがあるのか、足音がいつまでも再生されっぱなしになることがある。こういう仕様なのだろうか。システムはもう少し洗練してくれてもいいと思う。
面白かったと個人的には思うけど、あまり人に薦めるべき作品ではないなと思う。喋るとネタバレになるのでやる気あるならやっておいて欲しいって感じ。