オータムリーフ管弦楽団修正パッチVer.2

オータムリーフの定期演奏会ではない修正パッチと題した過去の演奏曲をまとめた春公演。これまでにやった曲を多少修正しての演奏というけど前の演奏を思い出せるわけじゃないからなぁ。場所はここ所沢ミューズホール。前はメインホールだったけど今回は中ホールで無料。無料だと開催する側としても利用料金下がるしメリットはあるのかもね。
今回のホールは音楽用のコンサートホールではないらしく、音響が良いとは言えなかった。楽器の音が跳ね返って広がるような感じではなく、楽器の音の特定の成分だけが跳ね返っているような、壁自体が鳴っているような反響のしかただったように感じた。あと床が絨毯ではなかったので、足でリズム取ってる客の足音が聞こえてた。
演奏については特にクラシックの演奏聞きに行ったりしないのでこれが良いのか悪いのかが毎度分からないのだけど、思ったことをつらつらと。全般的に言える事は管楽器の弱い音がふらついていて安定しない。曲の頭やAメロで小さい音から始まるところは目立つのに、そこで音が安定しないと印象が悪い。それとこれも音の安定の問題かもしれないが、前に出るべきではない音が悪く目立ってしまっているところが多かった。ボーカルのメロディに相当する部分がやはり一番目立ってそれを支える感じで他の音はあるべきだと思うが、ボーカルを邪魔する形で他の音が割り込んだり、まとまりに欠けるところが結構あった。楽器のせいじゃなくてアレンジのせいかもしれないけど。
カンパネラは全体の印象としてはこういう演奏は合っていると思う。前に聞いた時も思ったけど、Bメロから後の構成にはそれほど不満がない。Aメロまで音少な目で小さな音にしているのは狙ったアレンジなんだろうけど、あまり上手く聞こえないので、Aメロから上げて原曲に忠実にした方が悪いところが目立たなかったと思う。
パート紹介はコメントはあまり面白くないけど、選曲はマイナーなのを選んだりと面白い。どんだけCuffs好きなんだよ。
ガチャガチャへるすは本公演で聞きそこなっているので聞けて良かった。これは前篇通して明るくてノリが良く、原曲イメージに近い。そんなに粗も目立たないし、まとまっていたように感じた。曲のイメージだけだと、管弦楽よりも吹奏楽の方があってそうな気もするな。
水月は原曲の印象がはっきりしないので何となくメロディを聞いたことあるかなぁくらい。1番と2番でアレンジ変えていて、この曲のどこら辺を聞かせたいのか、どういうイメージを持っているのかはっきりしなかった。水面に映る月のようにはっきりとした実体がない様を表現したかったのだとすればそれは正しいのかもしれない。でも聞いてる方はもどかしい。
クラナド組曲メグメルから始まってBGMは聞き覚えがあるようなといった程度。アニメ見ていないし、ゲームやったのはもう何年も前だからなぁ。オーケストラで演奏するのには合っている曲が多かったと思う。あまり思い入れがないせいもあるだろうが、悪くはなかった。
アンコールは悠久の翼。この曲もカンパネラと一緒で壮大さがいい具合に演奏に合っている。こちらの方が原曲のイメージに忠実で特に悪いところはなかったかな。
今回は会場の音響がよくなかったのが最も残念で、アレンジがイマイチな曲が多かったかな。曲的にマイナー志向なのでメジャーな曲ばかりだとあまりうれしくない。パート紹介で演奏していたような曲を聴きたいものだ。毎回アンケートには書いているけど反映される気配がない。