エロゲーバンドフェスタ Vol.4 オナホ理論とその周辺 -Ecole de Penis-

今年もエロゲバンドフェスに行ってきた。前身?の幸薄ヲタ合戦は2004から見に行ってるわけで、この10年エロゲソングと歩んできたような人生です。幸薄2004はrate前身のCAKESのラストライブだったので、今回のrate復活は感慨深い。まあ、いったん休止して再開したのもあるから今更か。
さて、会場は毎度のGOODMAN、去年からソフトドリンクで花札チケット(ソフトドリンクチケット)がもらえなくなったのが残念。最近ライブで頑張らないのでペットボトル1本で足りるけど。到着はギリギリの17時半くらいになってしまったが、そんなに人は多くなかった。50人いるかな。
rateが一番手、ボーカルが変わって復活したが、相変わらず演奏は上手い。ボーカルは最初の純愛ロードの歌いだしを聞いた感じでは悪くないと思ったが、Bメロあたりからちょっと上擦ってるかなと思った。サビ入るといっぱいいっぱいだったように感じられたし、高音は出ていなかったかな。その後の曲も高音の伸びがなく、裏声に切り替えるところがちゃんと出ていなくて声が震えているような上擦ったような感じになっていた。緊張していたのかな、安定していたとは言えない。前のボーカルの方が安定していてよかったと思う。しあわせのみつけかたはサビで腕振れて満足。そういやCAKESではやってたよね、この曲。The moon is not aloneはキーボードが明らかに音色の設定間違えていて、音のバランスなんかも全然違う印象。アレンジではないよね、いつも音作りからきちんとやるバンドだし。Dearest sword, Dearest Wishはこれまたボーカルがかなりヤバい感じだった。大番長はrateの定番曲なので安心して聞けることこの上ない。ボーカルも一番良かった。そして久しぶりのmachさんのキーボードを持ち上げての演奏が見られただけで価値があった。最近やらないのって言い続けた甲斐があった…のか? 今更気づいたけど、前よりキーボード大きくなってるよね、そりゃやりたがらないはずだ。次はボーカルなしBGMの演奏も復活しないかな。無茶振りだけどぱじゃまリリアンのバトルBGM系やってくれないものか。選曲もなかなか面白いところでまとめてきたし、rateらしい感じではあった。
2番手は鎮魂のペロリズム、略してちんぺろ。出だしのセリフは多分DEAR DROPSなんだよね、やってないので分からないけど。わかる人からすると高まるだろう演出で、なかなかおいしい。My dear stardustからで演奏もバイオリンいるし、バランスも良かった。ボーカルも十分に声が出ていたし、よく客を煽っていたし悪くない。序盤2曲速すぎて息切れしてた風ではあったが。Find the blueがエロゲじゃないところは許せない。首振りすぎてちゃんと聞いてなかったところあったけど演奏は良かったはず。slow starは雰囲気は正しいんだけど、なんか音が足りない気がしたし、コーラスないのは寂しい。絶対大好きはイントロのフレーズをちゃんと入れてもっと音をちゃんと作ってくれればよかったのに。Chu×Chuは主に僕とかぷちーのさんだけがやたら完璧なコールと手拍子まで入れていた、正しい下僕の姿。手拍子とPlease please kiss me!を入れられるかでニワカかどうかが試される。ライブ映えする曲なので生音で聞けるとやっぱり楽しい。ラストはDEAR DROPSに戻って希望の旋律、前奏でセリフを入れている間にベースが脱ぎ始める。まどマギのパンツの股間には象さんが。なにこの演出、変態すぎる。多分ディアドロバンドなだけあって演奏は安定感があった、愛があるのだろう。曲前のセリフや脱ぎだすのも含めて演出やトークは非常に面白かった。演奏も人数が少ないのもあって 音が不足気味に感じられたり、音色をそんなに作りこんでいないように思えた部分はあったけど、大きく崩れているところはなかったし、まとまりは良かった。ボーカルも息切れっぽく声の続かないようなところもあったように思うけど、大体無難に歌えていたし十分。トークでベースの人の好きなキャラが六つ星きらりの〜と言ったところで僕とかぷちーのさんが「おお〜」と盛り上げたものの、「かぐやちゃんです!」って言ったので「えぇ〜」と声をそろえてしまった。過剰に反応してしまったと反省、でもできれば語り合いたいものです。かぐやちゃんもほくとちゃんもけいちゃんもすばるちゃんも大好きです。あれ、もう一人いたはず。望遠鏡が壊れて星座の日々が流れる演出からして星座の日々は名曲。
3番手はAHEAD FACE、デンカレオンリーのメタルバンドからエロゲメタルに進化した。女神の宿命と戦姫の理はあまり好きじゃないけど演奏も歌も良かった。あのどうしようもないセリフまで完璧に…。セリフ部分で巻物に書いたのを読み上げたり、巻物の表書きのイラストがいかれてたり、演出に凝りすぎててヤバい。拘束台とか作っちゃってたし。どちらかというと拘束される側ではなくて、「さっすが隊長、話が分かる〜」と後ろに並ぶ側に回りたいです。Gregorioはゆいにゃん曲でも好きではない部類なんだけど、生演奏でガッツリと聞けるなら思ったよりも楽しい。ボーカルは早口だしきつそうだった。conspireは演奏素晴らしい、ギターやキーボードの音も良かったし、ドラムの基地外じみたドコドコが楽しすぎる。後半はデンカレに戻ってgemini。コーラスのデスボイスがひどい(ほめ言葉)。geminiはムービーとの相乗効果もあり良曲認定。櫻舞うのあとはDistorted painでデンカレ曲はより安定感があるなぁ。頭おかしいんじゃないかってくらい演奏良かった。ボーカルもツインで高音までしっかり出ていて安定していた。序盤はmannaさんよりかれはさんの方が安定していたような、二人合わせて平均的に揃っていたと感じたような気がしないでもない。デンカレ曲はちゃんと声出ていたと思うけど。とにかく変態的によかった、また来年も見たい、楽しみ。
ラストはすかるみぜる。ド田舎からで演奏はさすがに安定感がある。メリーゴーランドもだけど、音作りがよくて、ギターなんかきちんと音を切り替えて演奏していて、一人とは思えないくらい。ただ、このバンドからちょっと前に出たので、演奏の返しのスピーカーの音が大きくてボーカルが聞き取りにくくなってしまった。これまでのバンドからすると後ろで聞いていればバランスとれた音だったんだろうけど。どの曲も順当に盛り上がり、あし天は前の方がはしゃぎすぎ。百花繚乱もなかなかの盛り上がりだったけど、一番盛り上がったのはラストボーカル全員登場の微笑みジェノサイドだという。どんだけ好きなんだみんな(主に出演者)。トークはオナホとかしょうもない話ばかりをしていた。ボーカルのキヨカさんへのツッコミだったはずがマツキさんもわけわからんことを言い出して困惑させられる。演奏もトークも安定感あっていいなあと思うものの、ギターもう一本あれば演奏できる曲の幅が広がりそうで惜しいとも思ってしまう。ボーカルは悪くはないんだけど、ちょっと上擦った感じになってたかな。あと歌詞ガン見しすぎかと。
もう4回目のエロゲバンドフェスタだけど、毎回とても楽しませてもらっていて、ダメ系界隈では数少ない楽しみ。いや、ほかにもいけば楽しいライブはあると思うんだけど、純然たるエロゲカバーライブはほぼないみたいなので。2006あたりが本当に懐かしい。なので来年も開催されるのを楽しみに1年生きていきたい。それにしてもサブタイが酷い、付けたのは僕だけど。