モンベル GORE-TEXラップランドストライダー


[モンベル] mont-bell GORE-TEX ラップランド ストライダー Men's
数年前の小樽旅行に合わせて、軽く山道歩けて防水性もあるような靴として旧モデルのラップランドストライダーを買った。ソールがかなり摩耗してきているし、それ以上にアッパーがへたれてきている上に防水性も失われていたので買い替え時だろうと判断した。旧モデルのラップランドストライダーはアッパーが不織布みたいな生地でメッシュ状になっていて、伸縮性がないのか皺ができてしまい汚れがたまりやすい&ホールド感が足りない。足が動かしやすいからか履き心地は悪くない。軽いしね。グリップはタイルのような床であまり良くない上、濡れているとかなり悪化する。アスファルトでも濡れていると少し滑るしマンホールとか結構滑る。
モンベルにこだわるつもりもなかったのだが、とりあえず見に行ってそこそこ気に入ったので買ってしまった。メッシュのスニーカーは既にいくつかあるので除外、冬でも履ける防水性のある物が最低条件だった。ラップランドストライダー、メドーウォーカー、マリポサトレールのいずれかになるわけだが、26.5から27.5まであれこれ用意してもらって履き比べた。本当はメドーウォーカーを第一候補に考えており、ラップランドストライダーを買うつもりはほとんどなかった。前モデルの悪いところもあり、新モデルもソールのパターンがあまり良くないように見えたので。
マリポサトレールはBOAシステムが致命的に合わなかった。全体を同じテンションで締めるので、足に上手くフィットしない。足に合わないのはどうしようもない。メドーウォーカーはアッパーの硬さやホールド感は悪くないが少しソールが固め。フィット感も良かったのだが、アッパーの補強部の縫い目を内側に回しているので、縫い目が左足薬指の付け根にあたって痛い。サイズを変えても少し位置がずれるものの当たるのには変わりないのでこれは無理だなと感じた。違和感あるだけで長時間履くのは無理だろうし。手を突っ込んでみても、アッパーの内側が平らではなくあちこちに縫い目があるのが分かる。どうにかならなかったのだろうか。
そんなわけで新モデルのラップランドストライダー(といっても今年MCされたわけじゃないけど)。靴ひもがイージーフィットシステムで調整しやすくなっている。確かに通す場所が少ない割にきちんと調整できる。そしてアッパーはサイドに補強が入っていて旧モデルに比べてホールド感が向上している。また、ソールのゴムがつま先に回り込むようになっていて、補強もあるのでつま先はかなり強度が増していると思われる。街中を歩いていて恩恵があるかは不明だが、トレールで使うのであれば耐久性に差がありそう。カットは変わっていないのかもしれないけど、ヒール側も補強されているせいか足首のホールドが前よりも強い気がする。単に古くなってへたれたからだろうか。色も汚れが目立ちにくいチャコールがある。実物はサンプルよりも色が濃く黒っぽい。ソールはビブラムではなくTraxだそうで、ビブラムよりもグリップは良いと店員の言。あまり信じてはいなかったのだが、サイズ的にはこれが一番フィットするし、旧モデルと履き比べるのも良いだろうと思って買うことにした。値段もそんなに高くないしね。
実際に履いてみると不思議なグリップで、中央のパターンはそんなに良くないためそれなりに滑るのだが、周りのパターンが嘘みたいなグリップの良さで、濡れたタイルでもマンホールでも見事に止まる。履き心地も悪くないし防水性もあってどこでも履いていける感じだ。普通のスニーカーに比べると少しカットが高いのもあって結構蒸れる。他の靴がみんなメッシュの夏用だからというのもあるだろうが。バイク用のGベクターのブーツくらいかなぁ。冬は寒くないのでこのくらいの方が良いのかも。靴下を選べばもっと快適だろうか。今のところ旧モデルで感じた不満は感じないので使い続けよう。
新モデルに買い換えた。